薬剤師 Dさん

薬剤師 Dさん

患者さんに薬を渡すだけに留まらず、健康のために必要な情報提供が出来る薬剤師を目指しています。

薬剤師 薬剤師 Dさん
苫小牧本店 2013年入社 札幌市出身

薬剤師を目指したきっかけ

— なぜ、薬剤師になろうと思ったのですか?

理系科目が好きだったため、そのことを活かせる職業に就きたいと考えていました。高校時代に、医薬品を扱った授業があり、その時に薬に興味を持ちました。また、親戚に薬剤師がいるのでその人からよく話を聞いていたことも理由ですね。

就職活動

— 就職活動はどのようにしていましたか?

地元である北海道で働きたいと考えていました。薬局をメインに大手から中小企業まで何社かに絞り、繰り返し就職説明会に参加していました。中には店舗見学や社内勉強会に加え、マナー講座やエントリーシートの添削、面接練習の誘いをいただく企業がありましたので、それらも活用しました。

ポプラ薬局との出会い

— ポプラ薬局との出会いは?

Dさん大学5年生の冬、「失敗しない就活をしましょう」というテーマでポプラが学内セミナーを開いていて、そこで初めて知りました。企業セミナーは自社の内容に重点を当てたものがほとんどで、就職活動にスポットを当てたセミナーは珍しいなと感じました。内容も初めて知ることがほとんどでした。また、説明会の中ではポプラの研修内容にも触れていて、その内容に興味を持ちました。

— ポプラ薬局に就職しようと決めた理由は何ですか?

実際にポプラの社内研修や勉強会に繰り返し参加し、おそらく他では学べない知識や考え方がポプラにはたくさんあると感じたからです。また、店舗見学に参加した際、患者さんから「ありがとう」と言われているスタッフを見て、自分もここでこんな薬剤師になりたいと思ったことも理由です。
あとは、スタッフの人柄ですね。実際に店舗見学に行ったとき、親切に対応してくれたことが印象に残っています。ここなら働きやすい、そう感じました。

現在の私

— 実際に就職してみた感想は?

薬剤師ですから、薬に関する質問が多いのだろうと初めは思っていました。それは当然のことではありますが、思っていた以上に薬の飲み方・使い方に関する要望が多いと感じました。お薬を一種類ずつ分けて袋に入れたり、毎日飲む薬には日付を入れたり等、その患者さんが少しでも飲みやすいようお渡ししています。

また、職種間や年齢層で壁がないと感じました。ポプラのスタッフは誰に対しても同じように接しています。それは互いに関心を持ち、信頼しているからこそ出来ることだと思います。

— 働いていて印象に残ったことはありますか?

Dさん

別の薬局で粉砕し処方されたお薬が変色してしまったと、ご相談を受けたことがあります。お薬手帳を確認したところ、複数のお薬を混合して粉砕する際に、酸性と塩基性のお薬が反応し、変色した可能性が高いと考えました。
対策として塩基性のお薬は粉砕し、酸性のお薬は錠剤のまま分包し、飲む直前に分包紙の中で砕いてから服用するよう提案しました。これにより酸塩基反応による変色と、お薬の品質の低下を防ぐことが出来ます。

患者さんのご家族の方は、原因追求と対策を講じてもらえたことについて、大変感謝して下さりました。自分が思い描いていた「ありがとう」と言われる薬剤師になれた瞬間でした。

目指す薬剤師の姿

— 目指す薬剤師の姿を教えてください

患者さんに薬を渡すだけに留まらず、健康のために必要な情報提供が出来る薬剤師を目指しています。最近では、セルフメディケーション税制が開始されたことにより、患者さんから一般用医薬品についての相談が増えていく可能性が高いので、一般用医薬品についての知識も増やして対応できるようにと考えています。

— 今後の目標を教えて下さい

今は登録販売者の資格を持っているスタッフと一緒に、一般用医薬品の品ぞろえを検討しています。調剤薬局はドラッグストアに比べ、一般用医薬品の販売量はそれほど多くありません。しかし、今後の調剤薬局には患者さんの健康のサポートを行う役割も必要になってくるでしょう。そうなったときのために、登録販売者の販売技術を高める勉強会や薬の知識を提供する場を設けたりと、薬剤師だからこそ出来る手助けを行っていきたいと思います。

学生さんへのメッセージ

— 最後に、これから薬剤師になる学生さんへメッセージをお願いします

Dさん現時点で興味を持っていることについて、一生懸命に取り組むことをお勧めします。
大学の勉強を頑張っておくと国家試験が終わって薬剤師になった後も、知識が抜け落ちなくて済みます。趣味や特技の方を頑張っておくと、患者さんと話すときのタネになってコミュニケーションが円滑に進むというメリットがあります。

また、就職先によって変わると思いますが少なからず、パソコンを活用する場合があると思うので、作業の効率化や負担軽減のためにタッチ・タイピングは習得しておくと良いと思います。