ポプラ薬局の働き方改革

かかりつけ薬剤師・薬局を目指して

私たちは、地域に根差した「かかりつけ薬剤師・薬局」を常に目指しています。その一環として、栄養士と薬剤師が密接に連携して患者さんの食生活へのアドバイスなど健康をサポートしています。
また病院とも連携し(薬薬連携)、吸入指導の情報提供や抗がん剤副作用のフォロー、トレーシングレポート、在宅訪問薬剤管理指導など患者さんのサポートに取り組んでいます。
私たちは、今現在起こっている様々な環境変化に対応しています。

感染予防対策

私たちは、様々な感染予防対策をそれぞれの現場で実践しています。

  • 各店舗では、体調管理チェックシートを活用しスタッフの健康状態を管理しています。
  • 患者様への対応は、全てのスタッフが手袋を着用し、午前・午後とローテーションで分けて調剤室への移動を制限しています。
  • 使用するパソコンすべてにキーボードカバーを付け、昼と夕方に消毒を行っています。
  • マウスやバットも常にペーパータオルでアルコール消毒しています。
  • 調剤機器や椅子、机の消毒はキムタオルを使用しています。
  • 患者様用含めトイレは、1日2回次亜塩素酸での消毒を行っています。

調剤マシンの導入・活用

ポプラ薬局では各種調剤マシンを導入・活用し、働き方改革の一環である「タスクシェア」を実践しています。

① Face-R

処方箋をスキャナで読み取り、自動で処方箋の内容をコンピュータに取り込む装置です。
現在、処方箋に記載されているQRコードを読み取ることで処方箋の内容をコンピュータに入力できるシステムが販売されています。しかし、応需する処方箋によってはQRコードが載っていない処方箋もあります。Face-RはQRコードが載っていない処方箋でも処方箋の内容をコンピュータに取り込むことができます。また、入力作業が簡素化でき、入力ミスによる過誤を防ぐ事ができます。

② MDM

一包化された医薬品に誤りがないか監査する機器です。医薬品の破損、分包ミスによる入れ違いを防ぎ患者さんに誤った薬が渡らないようにします。人の目で監査していた作業に機械を導入することによりチェック体制が強化されます。形、大きさで監査され正確性が高いのみならず人の目で監査するよりも倍以上のスピードで監査業務ができます。

③ パラスター、ブレード

パラスターは錠剤をヒートから出す装置、ブレードは錠剤を自動で半錠に割る装置です。
錠剤を半錠に分割する際、人の手でばらし人の手で半分に割るという作業が今までは必要でした。パラスターを使用することにより従来よりも短時間で錠剤をヒートから取り出すことができ、ブレードを使用することで従来よりも正確にかつきれいに半分に錠剤を割ることができます。

④ LiQ

人間の手で行うと時間のかかる水剤業務を自動で行うことが出来る装置です。正確でスピーディーな水剤業務を実践します。水剤業務はスキルの高い薬剤師でも時間短縮が難しい業務のひとつです。LiQを使用することにより、水剤業務の時間短縮を行い、患者待ち時間を短縮することができます。

⑤ Ci

自動錠剤分包機です。機械で薬剤師の手をできるだけ介さずに正確に一包化でき、作業時間を大幅に短縮できます。錠剤補充時の薬品入れ間違い防止のため、ICチップによる錠剤カセット認識機能、コンベアへの入れ間違い防止機能としてランプ点灯によるチェック機能が搭載されており、より正確な調剤が可能になります。

⑥ 練太郎(軟膏混合器)

「なんこう壺」に軟膏を直接入れ、練太郎にセットします。軟膏壺内部に空気を押し出す力と強い撹拌力が生じることによって、短時間で一気に軟膏を練り上げることができます。軟膏の混合処方において軟膏壺に入れてスタートするだけでよいため、従来までかなりの時間を要していた軟膏の混合調剤が格段に早くなります。

ポプラの地域貢献

ポプラ薬局では、「地域貢献」をテーマに様々な活動を行っています。
様々な活動を行っていますので、各店舗の取り組みについて紹介いたします。

浦河店

ポプラ薬局浦河店では、病院からの要請があり、ポプラ薬局全体の中で初めて在宅医療を行った実績があります。
きちんとお薬が飲めているだろうと思っていても、実際に訪問すると残薬が多いのが現状です。
また、実際にどのように薬を飲んでいるかを確認しながら、嚥下状態が悪化すれば錠剤を粉砕し、とろみ剤を加えて服用しやすいように工夫もしています。
実際に訪問しなければわからないことがあり、その状態を把握したうえできちんと患者さんにお薬を飲んでもらえるように関わることができるのが、在宅訪問の最大のメリットだと考えます。
患者各々に応じたオーダーメードの医療が調剤においても必要であることを認識できました。

苫小牧本店

苫小牧本店でも、ケアマネージャーから要請があり在宅医療を行っております。
残薬がたくさんあり併用薬も多く薬の管理に問題がありました。また、腎機能の低下があり、食べ物の好き嫌いがはっきりしていて食欲がなく、カロリー不足による筋力低下もみられました。筋力低下については、管理栄養士による栄養管理が必要と考え、薬剤師と管理栄養士が連携して在宅医療を行っています。
今では、しっかり薬を管理できるようになり、いろいろなものを食べてみたいという気持ちになって頂けています。
治療において患者の前向きな気持ちは必要不可欠です。その面においてもサポートできるように日々工夫を重ねています。

東室蘭店

東室蘭店では、在宅医療だけではなく、室蘭市地域包括支援センター「憩」様のご依頼で、東室蘭店の近隣に暮らしている地域住民の方向けに、中島商店街コンソーシアムで講演を行いました。
薬剤師から、「薬剤師の仕事や在宅訪問」、「お薬の豆知識について」、管理栄養士から、「脂質異常症を改善するための食生活とレシピ」についてお話をさせていただきました。お話の後も、終了時間を過ぎるほど質問があり、参加者の「薬と食事について」の関心の高さが伺えました。
「地域貢献」という言葉を考えるにあたり、今後のポプラ薬局において管理栄養士は欠かせない存在になりそうです。
また、「在宅医療における薬剤師の役割」というテーマで、ケアマネージャーの連絡会議で講演を行った実績もあります。患者のQOL(生活の質)向上のためには、他職種との連携が不可欠です。
地域の他職種と連携し患者をサポートする体制を構築することもポプラ薬局の目指す姿です。

アイデアを実行へ

今までの調剤薬局においては、処方箋を持って来局される患者さんへ恩恵をもたらすことが求められてきました。しかし、私たちの考える、未来の調剤薬局ではそれだけにとどまりません。処方箋を持って来局される患者さんに加えて、地域の住民の方にも恩恵をもたらせるような、調剤薬局の在り方を考えています。私たちは、内閣府の打ち出した「骨太の方針」内の「対物業務から対人業務へのシフト」という文言について、そのように解釈しています。未来の調剤薬局モデルを実現するにあたり、様々なアイデアが必要不可欠です。そのために、ポプラ薬局ではアイデアを語り合い、アイデアを実行に移すための様々な取り組みが行われています。

地域貢献の為に

処方箋を持って来局される患者さんだけでなく、薬局外の地域住民の方に対して恩恵をもたらすためには、既存の考え方だけでは目標を達成することは困難と考えます。たとえば、患者さんの待ち時間や、お薬を間違いなく正確にお渡しすることは常に考えなければなりませんが、それだけでは病院に行っていない地域の住民の方には何もできないことになってしまいます。

大切なのは日常的に語り合える環境

それでは、どのようなことを行ったら、患者さんだけでなく地域の住民の方にも、調剤薬局が恩恵をもたらせるのか。このことを達成するにあたり、患者さんと地域の住民の方にどのようなことを行えばよいかの基礎となるアイデアが必要になってきます。

アイデアを生みだすためには、まずは人材の育成が肝要となります。既存の調剤薬局の業務を理解しつつ、更なる高みを目指す人材ということになります。このような人材には広い視野と広い知見を持つことが要求されます。また大前提として、患者さんと地域住民の方に寄り添う姿勢が不可欠となります。このための教育が重要となりますが、ほかには学ぶ環境の整備も必要となってきます。

ポプラ薬局は6店舗と小規模です。ほかの大規模調剤薬局チェーン店と比較すると、規模では見劣りしてしまうかもしれません。しかし、小粒でパワフルな人材がそろっています。このことは、「日頃からアイデアの種について語り合い、相談できる仲間」がポプラには多数存在することを意味します。この仲間には、未来の調剤薬局についてのアイデア=企画を実現に向けて一緒に考えてくれる先輩もいます。

地域住民にとって必要な薬局を目指して

未来の調剤薬局においては、患者さんや地域住民の方に恩恵をもたらせる職種は「薬剤師」だけでは無いのです。ポプラ薬局には「医療事務」「栄養士」もおります。自分の担当している業務を通じて、すべての職種が恩恵をもたらせるようにステップアップすることが必要です。つまり、社内の三つの職種が一丸となって「社内の他職種連携」を行い共に切磋琢磨を行うことが重要になります。

職種は違えど、「患者さんと地域住民の方のために」という意識は共通しています。職種を問わず、患者さんと地域住民の方のためにアイデアを出し合い、アイデアを実現し働くことのできる環境が、ポプラにはあります。

産休・育休

ポプラ薬局には、出産・育児休暇を経て仕事に復帰し、働いている女性がいます。仕事と出産・育児を両立させるためのサポート制度が整っていますので、育児休暇を取得した全ての社員が復職し、職場で活躍しています。女性が多い職場だからこそ、産休・育休に理解のある職場づくりを行っています。

  • 出産前後や休み中は、職場の方々が気にかけてくれて、とても感謝しています。医療事務

  • 薬の飲ませ方や看護のアドバイスも、より実感の伴ったものになりました。薬剤師

  • 復帰した後も勤務時間の調整など配慮してもらい、とても助かっています。薬剤師

※産休
いわゆる「産休」と呼ばれるものは、産前休業と産後休業のことを指します。
会社に請求することで、誰でも出産予定日の6週間前(双子以上は14週間前)から、出産後8週間のまで取得できます。
出産後8週間は就業することが出来ませんが、6週間を過ぎた後、本人の申し出があり医師が認めた場合は、就業することが出来ます。

※育休
育休とは、育児休業のことを指し、定められた要件を満たした方が取得できます。(1年以上雇用されている・育休後も雇用される見込みがある等)
休業開始日の1か月前までに会社に申請をし、子どもが1歳の誕生日を迎える前日まで取得できます。
また、託児所等の預け先がない場合は、最大2歳の誕生日の前日まで延長することが出来ます。その場合は、育休終了予定日の1か月前までに、会社への申し出が必要です。

スワンネット(クラウド型HER高度化事業)

東室蘭店で始まる!最先端の医療情報ネットワーク

平成30年1月から、医療機関、薬局、介護施設がネットワークで結ばれ、検査値、処置情報、退院時指導内容などの情報が共有化されます。
今までは、患者さんからお聞きしていた検査値も、カルテ情報を服薬指導前に確認できることになり、今までの経過を見ながらより適切な服薬指導を行う事が出来る環境が整います。
検査値を確認できることによって、管理栄養士も栄養指導の成果を確認しながら、患者さんのニーズに沿った栄養指導を行う事が出来ます。
また、過去の処方薬についても確認することができるため、初来局の患者さんにおいても過去の治療経過が分かり患者の経過に沿った指導が出来るようになります。
全国で16か所がモデル地区として運用が始まり、北海道では西胆振地区で取り組みが始まります。

医療情報連携基盤(Electronic Health Record (EHR))とは、医療機関や介護施設をネットワークでつなぎ、患者の診療情報や生活情報等の共有を図るためのシステムです。 日本全国で16か所で、国の補助金によってネットワーク化されます。 北海道では西胆振地区のみです。

医療情報連携基盤(Electronic Health Record (EHR))イメージ図

下記のような医療機関の情報が閲覧できます(2018年1月現在)

機能一覧 薬局
病名
処方
注射
検査結果
検査画像 ×
処置

手術

×
退院時サマリ

○:参照可能 ×:参照不可 △:検討中

スワンネット活用事例

<事例紹介>

お薬手帳を持っていない患者様が、ポプラ薬局に初めて来局されました。
その患者様には、医師より「以前からの定期薬の中で、今後は血圧の薬は飲まないように」との指示が出ていましたが、患者様はどれが血圧の薬なのか分からず、ポプラ薬局で薬剤師に相談しました。担当の薬剤師も、患者様がお薬手帳をもっていなかったため、現在の薬剤の服用状況を把握することができませんでした。
そこで、担当薬剤師はスワンネットを用いて病院の処方歴を確認したところ、該当薬が判明しました。スワンネットによって、疑義照会することなく該当薬を特定し、素早い対応で服用中止の指示を出す事ができました。

このように、従来であれば処方機関に疑義照会をして確認を取らなければ正しい指示を与えられなかったケースも、疑義照会なしで対応可能になりました。初来局の患者様では過去の処方が分からずに薬剤師が困るケースもありましたが、スワンネットを活用する事によりそのような事例は減ることが期待できます。今後もスワンネットを有効活用し、服薬指導をより良いものに出来るようにしたいと考えております。

クラウド型HER高度化事業 交付先候補一覧

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クラウド型HER高度化事業 交付先候補一覧

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